シカゴを拠点に活動するSilas ShortがPeanut Butter Wolfが主宰するヒップホップシーンの最重要レーベル、Stones Throw RecordsからデビューEP「Drawing」を10月1日にリリースしました。
今回のデビューEP「Drawing」はSilas自身の芸術に今一度立ち返り、作られたもの。
彼の人種に対する考え、願望や周囲の人の助けになりたいというメッセージを深く表現している印象的な作品になっています。また、そんなメッセージ性と見事にマッチしている高揚感のあるサウンド、魅惑的なヴォーカルにも注目です。
素晴らしい才能と芸術性を兼ね備えているSilasですが、ここまでの道のりは非常に困難の多いものでした。
Silasは19歳の頃にピザの配達中事故に遭い、左手を骨折し大怪我を負ったそうです。入院中に医師から「二度と演奏できない」と宣告され、音楽を諦めようとしたこともあったそう。
それでも演奏をやめなかった彼は音楽の追求を続け、彼の特徴の一つでもある自称「リキッド・スタイル」というギタープレイを確立しました。
苦難の中確立した彼のプレイスタイルは、いまや間違いなく彼の強みとなっており、楽曲に反映されています。
そんな経験を経て今までに至る音楽に対する愛情、音楽に対して向き合う姿勢から強いエネルギーを感じることができます。リスナーとして"一曲一曲を丁寧に聴いて堪能したい"と思わせてくれるアーティスト。
これからますます世界を魅了するであろうSilas ShortのEPをぜひチェックしてみてください!