J3POことJulian Pollackはカリフォルニア州生まれ、ニューヨークを経由して現在はロサンゼルスで活動するピアニスト兼プロデューサーです。
今回公開されたLive MV「Dovetail」は2月4日にリリースされた同名のシングルを、様々なアーティストをサポートしているミュージシャンであるLenny "The Ox" Reece(ドラム)とAntoine Katz(ベース)の2名を迎えてトリオ編成で演奏されたもの。
J3POが奏でる無数のエフェクターに繋がったキーボードとシンセサイザーのバリエーション豊かな音色はもちろん、サンプリングパッドを駆使して生の演奏とエレクトロニカの機械的なグルーヴを行き来するドラムや、メロディとのユニゾンを交えながら時には率先してビートの肝を作り出す冷静で抜け目のないベース。
それぞれのプレイヤーが涼しげな顔で繰り出すハイレベルな演奏は思わず聴き惚れてしまうほど一体感があり、その場が「普通の部屋」である事がなんとも不思議な感覚を誘います。
録音されたものとはまた違う、即興演奏で生まれるその場限りの素晴らしい体験。それを行うに足るプレイヤーとしての技術と、アコースティックな楽器だけでは為し得ないデジタルな反復や音響効果。
テクノロジーとテクニック、二つの技術が紡ぎ出す都会的かつ幻想的なサウンドは必聴です！
さらにMVのライブ音源と、レコーディング版の音源で聴き比べてみると、また違った楽しみ方が出来ると思いますのでこの機会に是非！
