オーストラリア・メルボルン出身のプロデューサー兼バンドリーダーであるMike Katzのソロプロジェクト、Harvey Sutherlandが初のフルアルバムとなる『Boy』を4月29日にリリースします。
プロデューサーやDJとしてはもちろんのこと、バンドリーダーとしての知名度も高く11人編成のバンドを指揮するなど、音楽界で引く手あまたのHarvey Sutherland。
今作『Boy』はKhruangbinやHot Chipとのツアーの合間や、Disclosure、Genesis Owusu、Hiatus Kaiyoteのリミックス制作期間など、多忙なスタジオスケジュールの中、数年に渡って制作された作品です。
細部までこだわりの詰まった彼の音楽性やライブ感が原動力となり、それと同時に非常にパーソナルであり内省的な一面を含んでいると語られています。
今作についてKatzは、制作過程の中で気づいた自身の特徴や習慣を綴っていることや、アルバムジャケットには自分の顔を載せなければならないと思ったとコメント。
“ ある種のアイデンティティーの探求となっている。また、エレクトロニック・ミュージックには、陰気で顔の見えないプロデューサーという典型があります。僕はそれをハッキングして、逆のことをするのが好きです。”と説明しています。
先行リリース曲「Feeling Of Love」は、ブギーの伝説的存在であるDâM-FunKをフィーチャーした1曲。ラブソングの印象を受けるこの曲ですが、実際には誤った情報の多い時代に、自分の頭をまっすぐに保つこと、社会のことについてを歌っているのだとか。
また、初めてリード・ヴォーカルに挑戦した「Holding Pattern」はサックス・ソロがアクセントとなる華やかなソウル・ナンバー。こちらも特に注目すべき必聴の1曲となりそうです。
前述の「Feeling Of Love」、「Holding Pattern」の他、リードシングル「Jouissance」や現代の混乱と不安のようなものの捉えを込めた「Age Of Acceleration」を含む全10曲が収録される予定です。
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