進化が止まらないアーティスト、Reginald Chapman
Reginald Chapmanは、バストロンボーンをメインに、複数のバンドに参加しながら音楽教育者としての顔も併せ持つマルチ楽器奏者。
2018年にリリースされたソロ名義初のアルバム「Prototype」はバストロンボーンのイメージを覆す衝撃の1作です。
そんな「Prototype」に更なる驚きと発見を添え、リミックスの楽しさを最大限に引き出したアルバム「Prototype Remixies - Side B」が2020年8月13日にリリースされました。
急速に発展し、身近になったリミックス文化
ダブを起源に、ディスコブームを経由したのちにコンピューターの発達によって世界に浸透していったリミックス文化。
「Prototype Remixies - Side B」には、原曲の欠片も見当たらないような楽曲は無く、大胆な編曲の中にも随所に散りばめられたオリジナルへのリスペクトが光る一作となっています。R&B・ソウルやジャズは勿論、大胆に分解されたブレイクビーツから「今風」なズレを楽しめるリズムなど、楽曲ごとに見せる表情が豊なところもおすすめポイントです。
オリジナルとの「聴き比べ」が楽しいアルバム
別物過ぎないし、原曲にも近すぎない。
「ツボ」をしっかり抑えた本作はリミックスを聴きなれた方も、今まで聴いてこなかった方も楽しめるリピート必至の1枚です。単体で、聴き比べで、ぜひ何度も繰り返し楽しんでみてください。