Bibioはイギリス出身のプロデューサー。マルチプレイヤーでもあり、胸の内に秘めた繊細な世界を余すことなく表現すべく様々な楽器を手に作られる楽曲は幼少期を思い出させるかのような懐かしさがあり、様々なジャンルを好む音楽ファンやアーティストから支持を集めています。
今回公開されたMV「Sleep On The Wing」は2020年6月12日にリリースされた同名のEPからのシングル・カット。
前作「Ribbons」から挑戦を始めたというマンドリンやヴァイオリン等を駆使し、ケルト音楽の要素をふんだんに取り入れた神秘的で解放感に溢れるBibio流のワルツは、アンビエント・ミュージックのファンからワールドミュージックのファンまで納得のクオリティの楽曲。
おびただしい数の窓の光に描かれた一羽の鳥が夜の街を舞い、生命の息吹を感じる広大な世界を飛び回る映像は、張り詰めた日常を過ごす私たちの心を暖かな音色と共にそっと解放してくれるような作品に仕上がっています。
何かに心が囚われてしまって息苦しい時、彼がこの楽曲に込めた想いと希望はきっと心強い味方となってくれることでしょう。