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今月、英国レコード協会(BPI)が発表した分析によると、今年1年間のUKシングル・チャートのトップ10のうち、ダンスミュージックが4分の1以上を占めていることがわかりました。
今年1年間で週間トップ10に入ったシングルの26.1%がダンスミュージックで、昨年の14.6%から80%近く増加。これは、今年1年間で最も週間トップ10入りしたポップスの40.6%に次ぐ割合です。
UKシングル・チャートにおいてダンスミュージックのなかで1位となったのは、ベルギー出身のDJ、Lost Frequenciesとイギリス出身のCalum Scottによる「Where Are You Now」で、合計5000万回以上のストリーミングを記録しています。そのほか、LF SYSTEM「Afraid To Feel」やEliza Rose「B.O.T.A」などがチャートを賑わせました。
また、ダンスミュージックの人気が高まっていることもあってかUKシングル・チャートでは、週間トップ10にランクインした楽曲のBPMの平均速度も上がっているそう。これまでの1年間でトップ10にランクインした楽曲のBPMの平均は127.9で、平均が117.3だった2018年から約9%上昇しました。
ダンスミュージックの人気の高まりは、ポップやヒップホップといった他の音楽ジャンルのアーティストたちも注目している模様。
今回発表されたランキングでは、Beyoncé 「BREAK MY SOUL」が8位にランクイン。そのほか、Drakeが6月にリリースしたアルバム『Honestly, Nevermind』は、ダンスミュージックやダンスホールに全面的に取り組んだアルバムとして話題となりました。
The Official Top 10 biggest dance songs of 2022 so far
1. Lost Frequencies & Calum Scott「Where Are You Now」
2. LF SYSTEM「Afraid To Feel」
3. Belters Only & Jazzy「Make Me Feel Good」
4. Jax Jones & MNEK「Where Did You Go?」
5. Luude「Down Under (feat. Colin Hay)」
6. David Guetta, Becky Hill & Ella Henderson「Crazy What Love Can Do」
7. Bad Boy Chiller Crew「BMW」
8. Beyoncé「BREAK MY SOUL」
9. Eliza Rose & Interplanetary Criminal「B.O.T.A (Baddest Of Them All)」
10. Tiësto & Ava Max「The Motto」