ヴァージニア州のインディーロックバンド、Turnoverが最新作となるMV、Still In Motionを公開しました。

以前はストレートなエモ・バンドだったTurnoverですが、大きな転換期を迎えてドリーム・ポップを取り入れた独自のスタイルを獲得し、今回発表されたStill In Motionではより繊細で幻想的でありながら、どこか胸のざわつきを感じさせるような絶妙なバランス感覚を発揮しています。

やはり特筆すべきはそのメロディーセンスで、今作においても一貫して落ち着き払ったトーンでありながら、記憶に残るメロディーと、それを際立たせるサウンドは爽やかで心地よく、また映像の方も色鮮やかでありながら霧がかかったような、天国を想像させる世界は美しくも、登場人物の少なさゆえか、僅かなもの哀しさを孕んだ複雑な感情を呼び起こすような作品となっています。

現在Turnoverは非常に大規模なアメリカツアーを控え、2019年はアメリカを飛び回る締めくくりとなりそうです。

残り僅かとなった今年、そしておそらく来年もより一層精力的な活動が予想される彼らの今後が楽しみです!