2020年マイベスト・アルバム!/ Best Albums of 2020 by MEI

EditorのMEIです。2020年も残すところあと僅かとなりました。

今年の音楽業界はリリースの延期やツアー・ライブの中止など変化の大きい1年でしたが、そんな状況下でもたくさんの素晴らしい音楽やアーティスト、作品に出会うことができたことを嬉しく思います。

Butter music magazineでは昨年に引き続き今年1年の音楽を総括し、リリースされたアルバムやEPの中から個人的に特にお気に入り、HOTだった作品をピックアップ。

僭越ながら選ばせていただき、今年の音楽を改めて振り返ってみたいと思います。

BUTTER MUSIC PLAYLIST

音のプラネタリウムがここに爆誕!Jacob Collier 「Djesse Vol.3」


アルバム四部作「Djesse Project」の三作目としてリリースされたDjesse Vol.3。前作のオーケストラやジャンルミックスを経て続く今回は、ジャンルを超えた彼のソングライティング、プロデュース・パフォーマンス能力などを堪能できる内容となっています。

収録曲の「All I Need(with Mahalia & Ty Dolla $ign)」に関しては、これまで制作した楽曲の中で、Logicのトラックが過去最高数を誇ったとのこと。彼の超人的な多重録音やマルチプレイヤーぶりは今作でもバッチリ楽しめます。

また、壮大なスケール感を体験させてくれるだけでなく、Djesse Vol.3では、よりキャッチーでソウルフルな曲やポップカジュアルな表情を持った曲も収録されており、さらなる彼の新たな可能性を見せつけられました。

音の宇宙が耳元で広がるような不思議な高揚感を、こだわりのスピーカーやヘッドフォンでぜひ体感してみてください。


オリエンタルでゴージャスなJarreau Vandalの傑作EP「Suburb Superhero:The Villain Within」


マルチな才能を持つビートメーカー、Jarreau Vandal。ヒップホップやファンク、ジャズ、ソウルといった様々なジャンルをミックスさせたサウンドが特徴的。ジャンル問わず幅広い音楽ファンから支持を得ています。Suburb Superhero:The Villain Withinに収録されている「My Way」「Bad Shit」はあのColorsセッションでも取り上げられました。

今回はクラブミュージックの要素が全面に感じられる全8曲が収録されています。非日常感を演出してくれる官能的でゴージャスなアレンジが、おうち時間の滅入った気分をブチ上げてくれます。

EPであることを忘れてしまうほどの曲の存在感とボリューム、そしてJarreau Vandalのポテンシャルが際限なく発揮されている満足感たっぷりの作品です。


魅惑的なアーティスト&期待の若手シンガーChristian Kuriaの「Borderline」


サンフランシスコ出身のギタリスト、シンガーソングライターのChristian Kuria。
2016年からHip Hop・R&Bのギタリストとしてネット上で注目を集め、その後オリジナル曲の制作を開始。2019年にはCautious Clayのサポートアクトとしてアメリカツアーデビューを果たしています。

2020年2月にリリースされたEP 「Borderline」は、Christianの魅力の1つである艶のある歌声と思わずうっとりしてしまうスムースなR&Bが存分に堪能できる1枚。ブルー・アイド・ソウルのフレーバーも漂っており、Mac AyresやJeff Bernatのような爽やかでメロウなギターサウンドが好きな方にもおすすめです!

6曲目に収録されているBitter Pillも豪華ゲストを迎えた色気あるセクシーなナンバー。NYのプロデューサーJack Dine、サクソフォニストにBraxton Cookも参加しています。

これからどんなカラーを見せてくれるのか、今後の活躍が楽しみで仕方がない期待の若手アーティストです!


Other Favorite Albums of 2020

Notes On A Conditional Form - The 1975
はい、みんな大好きThe 1975。

Eddie - Busty and the Bass
気づいたら無意識に踊ってる系。

Weekends - Jonny Tobin
かなりアツい。爆イケ案件(?)

All My Friends - DVNA
これからどんどん注目されそうな期待の女性アーティスト!

Limboland - Dornik
定期的に聴きたくなるDornik様。MJを彷彿とさせます。

Nerve - FELIVAND
Trajectoryを聴いた時は衝撃的が走った。今後全力で追っかける。

The Corner Office - Max Zuckerman
曲のタイトルゆるいところとか愛着わいちゃう。シティポップ好きの方にも!

以上、2020年の超〜個人的ベスト・アルバムでした!来年も皆様が素敵な音楽に出会えますように。

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