Thomas Headonの「The Goodbye EP」は新たな出会い、別れに寄り添うEP。
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オーストラリア・メルボルン出身のシンガーソングライター、Thomas Headon。現在はロンドンを拠点に活動をしています。

型にはまることなく、自由かつ予測不可能で実験的なDIY音楽も彼の魅力の一つです。
音楽活動を開始してからわずか1年程のキャリアであることを全く感じさせることのない堂々たるカリスマ性を持つ20歳の若きアーティスト、Thomas Headon。

様々な環境の変化と日常から切り取った楽曲群!

彼が2020年にリリースした「The Goodbye EP」について、「全く新しい環境に引っ越してきたばかりで、色々な人に会ったりしていた時期だった」とプレスリリースにてコメント、まさに人生の日記のようなものだと語っています。

イギリスに引っ越しをした彼は、新しい環境や人間関係、そして友人づくりと一人で過ごす時間といったような変化の時期に生まれた影響が特に反映されているとのこと。

4曲目の「Cut And Bleach My Hair」は気分転換を図り、髪の毛をカットするという心情と、終わりがなく繰り返しのサイクルに囚われている心の動きを「また髪を切ってブリーチして」という言葉で表現しています。

「I’m Finally Alone」では、スマホやPCで人と繋がっていることが当たり前の時代に、自分の時間をとること、心をリセットしてスイッチをオフにすることへの重要性を強調しています。

日々の気分や瞬間の些細なポイントに着目して、1ページずつ切り取り作り上げられる彼のメッセージにはどれにもハッとさせられます。

それぞれの新生活が控えているこれからの時期にぜひ、聴いてみていただきたい作品です。