Tigran Hamasyanはアルメニア出身のジャズピアニスト。
若干3歳にしてピアノに触れた彼は驚異的な才能を発揮し、Led Zeppelinの曲を聴いただけで弾けるようになるまでに要した時間はたった1年。

さらに遅れて1年後から音楽の基礎を学びはじめ、多感な時期を音楽と共に過ごした彼は2006年に「セロニアス・モンク・コンペティション」で優勝の座を獲得しました。

Tigran Hamasyanの魅力はその音楽的才能もさることながら、ジャンルを超えた極めて多様な音楽を吸収し、アウトプットするミックスの力。

これまでジャズのみならずロックやエレクトロニカ、アルメニア民謡等さまざまな音楽をベースに楽曲を生み出してきた彼が今回リリースした「Levitation 21」は、終始漂う緊迫したムードの中、手数の多いタイトなドラムと縦横無尽に駆け巡るピアノが印象的な楽曲。

プログレッシブやアルメニア民謡のエッセンスを丁寧に掬い上げ、本能を呼び覚ます緊張感と魂に訴えかける熱意を詰め込んだ挑戦的な作品に仕上がっています。

飽くなき探求心と圧倒的なスピードで作品をリリースし続ける想像力、そして音楽に対する並々ならぬ愛情と熱意を持つTigran Hamasyan。

ファンのみならずアーティストをも巻き込んで音楽シーンに大きな影響を与え続けている彼の最新アルバム「The Call Within」は2020年8月28日リリース予定です。