Tinashe、Chance The Rapperとのコラボレーションソング「All My Friends」が話題を呼んだイギリスのエレクトロ・デュオ、Snakehips。
聴く人を魅了するスウィートなメロディセンスに、クラブシーンの流行を敏感に取り入れた未来的な音作りで人々を魅了する彼らが今回リリースした最新作「Wavez」ではトラップシーンにおいて確かな実力を発揮し注目を集めているTroyBoiを迎え、これまでとは少し毛色の違う楽曲に挑戦しています。
全体的にVaporwave的な色が強く、ハイハット以外の主張を抑えて意識を意図的に誘導するかのようなビート。
決して古臭くはないものの、どこか懐かしさを覚えるシンセの音作りなどはBandcampやSOUNDCLOUD等で見られた局地的なムーヴメントを彷彿とさせるつくり。
映像に関してもやはりVaporwaveを印象付けさせるカラーリングやモチーフで、随所にみられる美しい「揺れ」は楽曲と共に無意識に頭に植えつけられるような中毒性の高い作品に仕上がっています。
様々なアーティストと共に作品を発表し、流行を抑えながらも楽曲ごとに様々な表情を見せ私たちに驚きを与えてくれるSnakehips。
現在はアメリカ中心にツアーを行っており日本での公演予定は発表されていませんが、きっとそう遠くないうちに日本のファンからの期待にも応えてくれることでしょう。