Ruelは2002年生まれ、なんと若干16歳の若きシンガー・ソングライター。
ソウルやブルース、ジャズといった、年齢から考えると「渋い」バックボーンを持ち、エルトン・ジョンをはじめとした多くのアーティストを唸らせるエモーショナルで成熟した歌声は多くの人の心を鷲掴みにし、あっという間にその名を広めることとなりました。
今回発表されたReal Thingでは比較的シンプルな構成から、徐々に豊かな空気感を纏ってゆくトラックに乗せ、「彼女」の事を想う空想の世界から脱却したい、真実を知りたいと綴る、人間の深層心理に潜り込むような楽曲となっています。
一方MVでは、RE.AI社という仮想の会社が開発するアンドロイドが主人公となり物語は始まります。
時代設定がいつ頃なのかはわかりませんが、首元の電源スイッチはいかにもな物であったり、街中には武装した治安部隊が至る所で見受けられたりと、ディストピアとユートピアの狭間にいるような世界。
とってもキュートな犬達の散歩や、犬とのボール遊びまでこなす(ボールの飛距離に注目)アンドロイドがこの物語で得る感情、そして真実とは...。
見れば見るほど気になるポイントが見つかり、気づけばRuelのエモーショナルな歌声と世界観の虜になってしまうことでしょう。
2019年9月13日にリリースされたばかりの最新アルバム、Free Timeの世界観にも注目です!
Ruel - Free Time Spotify | Apple Music | Amazon |