イギリスのレコード音楽輸出が2022年に過去最大となったことがわかりました。

イギリスの大手音楽会社やレコードレーベルを代表する業界団体BPIが発表した数字によると、2022年はイギリスの音楽販売額と国際的なストリーミング配信額が20%増加し、7億900万ポンド(9億150万ドル)に達したことが明らかになりました。この急増は、単年度で1億ポンド以上の急増を意味しています。


これは、BPIがレーベルの海外収入に関する年次調査を開始した2000年以来、年間輸出額の最高水準です。2022年に世界で最もストリーミングされた楽曲の1位にHarry Styles「As It Was」、2位にGlass Animals「Heat Waves」と、イギリスのアーティストが1位と2位を獲得。さらに、Elton JohnとDua Lipaのコラボ曲「Cold Heart (PNAU Remix)」とEd Sheeran「Shivers」も年間トップ10入りを果たしています。

BPIは、2021年にイギリスの音楽輸出は2030年までに年間10億ポンド以上に達する見込みであるとあきらかにしていて、積極的に世界配信を行い、わずか数年でその推移に到達しそうな勢いを見せています。イギリスの音楽市場の今後に注目です。