最近、音楽シーンでもよく目にするメタバース。

メタバースとは、仮想空間自体やそこでコミュニケーションが行えるサービスやプロダクト全般を指す言葉。音楽シーンではコロナ禍でライブイベントが制限される中、その代替手段としての可能性から着目されはじめました。

人気アーティストたちも、このメタバースに熱視線を送っているようです。

現在、ラストツアー「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」を開催中のElton John。ツアー引退後には、メタバースでパフォーマンスを続行する可能性があるそう。自身の音楽を次世代に伝えるため、5年間にわたる仮想空間でのコンサートを企画中なのだとか。

Elton Johnの夫でマネージャーのDavid Furnishはミュージック・ウィーク誌で「これは音楽の新たな大市場となるでしょう。注意深く詳細を見ているところです」とコメントしています。

また、8月28日(現地時間)に開催された全米最大級の音楽授賞式「MTV Video Music Awards 2022」では、EminemとSnoop Doggによる最新技術を取り入れたパフォーマンスが話題に。

ステージ上に設置されたスクリーンにEminemとSnoop Doggのアバターが映し出され、リアルな動きで独自のフロウを展開。“リアル”と“メタバース”を組み合わせたパフォーマンスで観客を魅了しました。

ストリーミングやサブスクとともに、インターネットがもたらす音楽シーンの革新のひとつになるであろうメタバース。今後の展開に注目です!