今年は「Y2K」(2000年頃のファッションやカルチャー)がトレンドとなっていますが、音楽シーンではポップパンクがリバイバルしています。

当時は、Avril Lavigneをはじめ、My Chemical Romance、Simple Planなどポップパンクのアーティストたちが音楽シーンをリードしていました。

約20年ぶりにポップパンクが再評価されるきっかけになったのが、Machine Gun Kelly『Tickets to My Downfall』(2020年)だといわれています。この作品以降、ポップパンクを取り入れるアーティストが増加。


昨年は、Olivia Rodrigo「good 4 u」、GAYLE「abcdefu」、R&Bからポップパンクに転向したWILLOW『lately I feel EVERYTHING』などがヒットし、話題となりました。

Olivia Rodrigoをはじめ、ポップパンクを取り入れている多くのアーティストたちが影響を受けていると公言するのがAvril Lavigne。3月4日にリリースした最新アルバム『Love Sux』は、全曲ポップパンクという原点回帰のような作品です。(このアルバムにはMachine Gun Kellyも「Bois Lie」で参加。)

現在のポップパンクムーブメントの最大の特徴は、当時とは異なるジェンダーや人種の多様性があるところだといわれています。当時、ポップパンクに魅せられた世界中のアーティストたちによって、この勢いはさらに発展していくことでしょう。

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