インディー・フォークシーンに絶大なインパクトを与え、瞬く間にシーンの未来を担うバンドとなったBig Thief。その中核を担う紅一点、adrianne lenkerはソロ活動も並行しており、Big Thiefとはまた違ったアプローチでその才能を余すことなく発揮しています。
2020年3月、Big Thiefのツアーが惜しくも中断されてしまったことをきっかけにワンルームキャビンでのレコーディングを開始。大自然と沢山のテープレコーダーに囲まれる中セッションを行い、2枚のアルバムを完成させました。
本曲「anything」はそのうちの1枚、「songs」の収録曲。
ワンルームキャビンの独特な反響をとらえた「アコースティックギターの内部」のような、ギターのレイヤーが印象的な楽曲です。
同様に何重にも重ねられた彼女の囁きにも似た歌声と、少しばかり内向的な自分の感情を一つ一つ整理していくようにランダムに散りばめられた歌詞。自然に囲まれながらアナログな手法でレコーディングされた楽曲は、落ち着きとともに心のバランスを整えてくれる一曲に仕上がっています。
本曲も収録されたアルバム「songs」と、歌のない2つのトラックで構成されたユニークなアルバム「instrumentals」は2020年10月23日リリース予定です。