フランスはパリ在住のマルチプレイヤー兼プロデューサーのFkj。
ライブでは7種類もの楽器を自在に操る彼は誰かに教わることなく、また選り好みをせずあらゆる音楽を「師匠」として聴きあさる形で音楽を学び、ギターに始まりベースやドラム、シンセサイザーなど多くの楽器の演奏を身に着けるに至りました。
過去にはバンドを組んだこともあるようですが、自身のサウンドを研究し、追い求める現在のスタイルに落ち着き、ソロ・プロジェクトとして活動を続けています。
今回リリースされた最新作「Risk」では、ニューヨーク出身のスーダン系アメリカ人であるラッパー、Basを迎えて制作された楽曲。
暖かな日の光を感じるクリーンなアルペジオ・ギターに始まり、隙間を思い立ったように埋めてくるグルーヴィなベースと、程よい脱力感を抱えながら時にまくし立てる様に韻を踏むスタイルが印象的な一曲となっています。
本曲が収録されたEP「Ylang Ylang」は2019年に配信された作品ですが、この度Vinylのリリースが決定。
MVにも何度か出てくるような、差し込む日の光と共に聴きたい1枚となっており、リラックスタイムのお供にお勧めの作品です。