近年、健康や美容に関する話題に関心が高まっていますが、その中でも「睡眠」が特に注目されています。Metaが発表した2023年のトレンドによると、Instagramのリールで#sleepや#sleepyのハッシュタグの利用が急増しているそう。
最近では、睡眠時に人気の楽曲についての研究結果も多数発表されています。
米国の睡眠モバイルアプリ Calmが、ユーザーの睡眠の質に関するデータを分析した結果、BTSとBillie Eilishの楽曲が睡眠の質を改善するのに役立つ可能性があるということがわかりました。
分析結果では、BTSの「Life Goes On」「Spring Day」、Billie Eilishの「ocean eyes」「everything i wanted」が、睡眠の深さや長さを改善するのに効果的とのこと。
これらの楽曲は、リズムやメロディーがゆったりとしていて、歌詞もポジティブで落ち着いたものが多いため、リラックスやストレス解消に繋がるとされています。BTSやBillie Eilishのファンにとっては、彼らの音楽が安心感を与え、心地よい眠りを促す効果があるとも考えられています。
一方で、デンマークのオーフス大学脳内音楽センターは、Spotifyで公開されている約1000のプレイリストから200000曲を使用し研究したところ、BTS「Dynamite」、Coldplay「The Scientist」、Billie Eilish & Khalid「lovely」といった比較的アップビートの曲が人気だという結果を発表しました。
この研究結果について、デンマークのオーフス大学脳内音楽センターのKira Vibe Jespersen助教授は「私たちの仮説は、音楽に慣れ親しんでいると、脳にとって音楽が非常に予測しやすくなり、この予測可能性が、アップビートでエネルギッシュな音楽にもかかわらず睡眠を可能にするかもしれない」と述べています。
上記の研究結果は、あくまでも一般的な傾向であり個人差があります。睡眠の質を改善するためには、音楽だけでなく睡眠環境やライフスタイルの改善も必要です。
しかし、慣れ親しんだ楽曲があなたの睡眠をサポートしてくれるかもしれません。睡眠に悩んでいる人は、試してみてはいかがでしょうか。