2021年も残すはあと数日となりました。
未だ世界で猛威を振るうCOVID-19。これらに適応していくように、従来のパターンに固執することなく時代にあったスタイルを模索し、柔軟に変化をしているエンターテインメント業界。
そんな涙ぐましい努力を続ける関係者の方のおかげで、今年もたくさんの音楽に出会い、楽しませて頂いたように思います。
アーティストの方々、そしてリリースやプロモーション等に携わりながら音楽業界を支えてくださる全ての方々に、心より感謝を申し上げます。
さて、Butter music magazineでは毎年恒例となってきた個人的マイベスト・アルバム。大変僭越ながら特にお気に入りだったアルバムを総括、今回も2021年を振り返りながら残してみたいと思います。
UMI - Introspection Reimagined
LA在住のシンガーソングライターUMIが2020年にリリースしたEP『Introspection』の収録曲を生楽器でリミックス、リアレンジした『Introspection Reimagined』。ジャムセッション・ジャズ要素たっぷりのこの雰囲気があまりによくて、Discoverでもピックアップさせて頂きました。
パンデミックで人々の行動が制限・孤立する時間から、UMI自身の音楽に対する"新たな探究心"によって生まれたこのアルバム。深い意味と価値を感じられる作品です。

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Mac Ayres - Magic 8ball
ロングアイランド出身のマルチインストゥルメンタリスト/ソングライター/プロデューサーMac Ayres。このヴィンテージソウルに虜!という方も多いことかと思います。
新年明け早々に新譜リリース、さらにConor Albertとのコラボレーションと、2021年も精力的な活動が見られ嬉しい1年となりました。

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Erez Zobary - To Bloom
カナダ・トロントを拠点に活動するR&B・ポップアーティストErez Zobary。グルーブ感あるネオソウル、スウィートポップ、ビターなR&Bなど彼女の多彩な部分が強調された作品。
パンデミックの中制作されたこのアルバムは、目まぐるしく変化する世界のこと、女性として成長する過程で直面する「不安、挑戦、変化」についてを声明的な形で表現しています。

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Efajemue - Aesthetic
LAを拠点に活動するドラマー、プロデューサーEfajemue。2020年のシングル曲「Me, Myself and I」を機にずっと気になっていたアーティストの一人でした。
今年に入りJ3POとのコラボ曲を発表!それからも活動を追っていたところ、まさかの11月にALリリース!嬉しい〜!
この活動の他、セッションドラマー、ドラムセット・音楽制作を教える教員として、またオンライン音楽教育サイト「Soundfly」「Bandzoogle」のコラムニストとしても活躍しているのだそう。
マルチに活動するEfajemueに来年も目が離せません!

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Ryan Prewett - Funk Aesthetic
テネシー州ナッシュビルを拠点に活動するプロデューサー、ミックスエンジニア、キーボーディストのRyan Prewett。
2021年2月にリリースしたAL『Funk Aesthetic』は彼が傾倒する80年代のシンセウェーブやオールドスクールなファンク、クラシックなソウルミュージックへの愛情がたっぷりと詰まった1枚です。

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Other Favorite Albums of 2021
・Sam Wills - Breathe
まさに待ちに待った待望のデビューアルバムということでロングリピートした1枚です。
・Har Mar Superstar - RoseVille
ハッピーになれる1枚!「Where We Began」は特にノリノリです!
・Paul Grant - Reflections
待望のNew AL!上品かつレトロなテイストが絶妙な1枚!
・SG Lewis - times
全曲リードトラックでは?と感じさせるほど満足度の高いデビューアルバム。
・Louis Futon - Couchsurfing
エレクトロニックとファンク、ジャズ、ソウルがカラフルに融合されている1枚!Rob Araujoやquickly, quicklyもゲスト参加。
・Great Good Fine OK - Great Good Five OK
エレクトロファンクとインディートロニカを融合させた、エネルギッシュで中毒性の高いシンセサウンドが魅力。シンギュラリティや近未来的な世界観も素晴らしい。
・Andris Mattson - North
MoonchildのメンバーAndris Mattsonが、ワシントン州フッドカナル近くの山小屋にてギターとマイク、Logic Proにて作成した1枚。雰囲気そのまま詰め込んだような全てにおいて美しい作品です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
2022年もButter Music Magazineを何卒よろしくお願い致します。